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10年目の洗礼、そして再考 

7月16日、OLD主催の3ヶ月連続企画ライブの第一弾に、予定が開いたので急遽参加して参りました。
内容はライブなのですが、ライブハウスの中にそれぞれ壁側にスペースが用意され、そこでアーティストは展示すると言うわけです。

私は札幌での初めての展示、突然のことと言うことで旧作を5点、額装ができないとのこともあり、とりあえず1点は大きな物なのでフレームをしたままかけてもらって4点は裸の状態で壁に両面テープで貼る、という手法をとりました。

今更何を言っても言い訳だ。
今回は私自身展示は失敗だったと考えている。
初めてのこととはいえ、私は多くの作戦間違いをした。
これまで、釧路や帯広で、ひっそりと展示を行ってきたが、いくら興味がないひとでも、ある程度足を止めて見る位の力が、自分の作った物にはあると思っていた。
全く自信過剰だ。
今更ながら、小さな世界しか私は知らなすぎる。
これほどノーリアクションだったことは、10年やって来た中で始めてのことだったのだ。
他のアーティストは、ポストカードを多く持参したりストラップを販売したり、とにかく積極的だった。
客もそのデザインの良さ、可愛さ、作家との会話を楽しんでいた。
私はといえば、売り物は全く持たず、作品だけで勝負しようとした。
この時点で負けだった。
展示スペースも、最後尾の壁でライトも当たらず、切り絵らしさを見る側に伝えることもできず元から飾ってあった鑑賞用の絵とカンチガイされているようで、見向きもされることもなかった。
しかも、そのアーティスト達は20代前半、若しくは20代。
私はと言えばもう齢30にもなり、結婚までもしている。
恥ずかしげもなく私は言ってしまう。
それは屈辱的で、とても惨めだったのだ。
初めての土地で、始めに受けた洗礼だった。

良い意味でも悪い意味でも、私はもう10年も続けてきてしまった。
本当はそろそろフォロワーを育てることができる、人に伝えられるほどの力がなければダメなのだ。
いい加減「見てもらえないのは他の人より才能がないから」なんて考え方はもうしている場合じゃない。(よしんばそうだとしてもだ)
「好きでやっている」時期はもう通り越して、あちこちで言葉を発してきた以上責任を持たねばならない、もうそんな時期なんだ。

まず、反省点は色々考えられる。
客層はほとんどライブを見に来ているのだから、もっとポップでキャッチーなモノでないと受けが悪いのは当然だ。
また客の所有欲を満たすために、安価な商品を売るのも手だ。
「音楽とアートを楽しむ」というテーマに沿うには、そう言った事も視野に入れるべきではなかったか。
私は受け手にとても不親切だったのかも知れない。
そもそも参加する「場」が自分の作風と合っていないのかも知れない。
(だけれど、私は邦楽でも洋楽でもクラシックでも太鼓でも三味線でもなんでも、音を元にモノを作るのが大好きなので、場違いだとは思いたくない)


見せ方、客のニーズ。
色んな物を、自分のスタンスを一からひっくり返して考え直さなければならないとも思った。
8月も参加しようと考えているのだが、これまでのやり方ではダメだ、ポストカードとか何か販売物でも用意しようか、と悩んだ。

だがしかし、よく考えれば私はもともと小物を売りたくて始めたのではない…。
同人誌即売会やフリーマーケットように、売ることを中心に考えて作ってきたわけではないんだ…。
もちろん、請われれば作品を売りたいし、手にして喜んでもらえるのは嬉しい。
だけれど、それらは簡単に生み出されたモノではなく、やはり作品は自身と同じようなモノで、ポストカードのように100円や200円では売りたくない。
私の魂を、切り刻んで作っている。
受け手がどう思おうと、それだけは譲れないのだ。
私の最終目的はもっと違うところにある…


ここまで来て私は考えた。
「楽しむ」と言うことは、「買って楽しむ」と言うだけではない「眺めて楽しむ」「眺めて想像して楽しむ」ということもあって良いのではないのか?
そこまで客に要求するのは傲慢なのだろうか?
だけれど、アートというものははやりお店屋さんではないのだから、(市場とはまた別の意味で)見る側にそういう心もあって欲しい、とも思う。


課題は山積している。
もうだらだらと展示するだけのままで良いとも思っていない。
もっとビジネスライクに行きたいとすら思う。
何らかの形で商業ベースに載せられれば。
「何らかの形で」?
私はいつもこの言葉を使ってしまう。
輪郭がはっきりしない、目的がぼやけているから、何にも形にならないのだ。
だけど、だからこそ私はラインを美しくはっきりと描く「切り絵」に惹かれているのかも知れない…。
ここで倒れるか、踏みとどまるか、火事場のバカ力で前進できるか。
それで私という人間の価値が決まる。


そうそう。ライブはもちろん再考、ではなく最高でした!!
どのバンドも聴き応え十分!
OLDのファンになってしまい、翌日CDを買いに出かけました。
king

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[ 2005/07/18 05:41 ] 制作に関する事 | TB(0) | CM(0)

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